カテゴリ:不動産売却 動画 / 投稿日付:2021/08/26 13:55
相続について解説しています。
相続対策って相続税対策のことなんですよね?
相続対策と相続税対策は似て非なるものです。
相続税が発生するケースは相続全体の9%程度で、相続税対策はその9%のお金持ちだけが行えばよいのですが、相続対策はほぼ全ての人が必要となっていきます。
相続税を払う人って9%しかいないんですか?
意外と少ないですね。どうしてこんなに少ないんですか?
はい。それは相続税に基礎控除というものがあるからです。
基礎控除はどのくらいあるんですか?
はい。基礎控除は3,000万円+600万円×法定相続人の数になります。
法定相続人が二人なら4,200万円控除になるということですね。
はい、そうですね。
なるほど。だから相続税を払う人は意外と少ないんですね。
はい、そうなんです。
基礎控除については分かりましたが、相続税を払わなくてもよいのに相続対策が必要なんですか?
はい、そうです。
基礎控除内の相続であったとしても4,200万円というお金は大金ですから、
どのように分けるかで身内同士で争いごとに発展してしまうケースもあるんです。
相続人がみんな十分に納得して相続できるのが理想の形だと思います。
でも、相続できる割合って法律で決まってるんですよね?
はい。確かに相続人になれる人は法律で決まっています。
相続割合も法律で決まっています。
しかし、この相続割合はあくまでも目安でしかありません。
法律で割合が決まっているのにですか?
はい。相続には3つのパターンがあります。
1つ目、遺言による相続。
2つ目、遺産分割協議による相続。
3つ目、法定相続の3つです。
遺言書がある場合は、遺言書に則って相続します。
もし遺言書がなければ法定相続人全員で遺産分割協議を行って相続をします。
ですので法律で定めている相続割合はあくまで目安でしかありません。
なるほど。では遺言の作成はかなり重要になってきますね。
そうですね。遺言書の作成は最も重要な相続対策といってもいいかもしれませんね。