カテゴリ:不動産売却 動画 / 投稿日付:2021/09/24 14:16
相続財産の遺留分について解説しています。
遺言書ってなんですか?
遺言とは財産を持っている人が、誰にどの財産をどのくらいあげるかを決めておくことです。
それらをまとめた書を遺言書と言います。
遺言書を作るメリットは何ですか?
遺言書を作るメリットは残された家族が財産をめぐり争わなくて済むことです。
相続が生じた場合、遺言書を作っておけば家族間での争い、いわゆる争続を防ぐことができます。
残念ながら争う方の争続となってしまう、スムーズに相続ができなかった場合はどうなるんでしょうか?
その場合、延滞税が課せられることになります。
法定納税期限までに相続税を納められなかった場合に課せられるペナルティーです。
それは大変ですね。
遺言書は財産を持っている人の最後の意思です。
家族間での争いを防ぐためにも是非お早めにご準備頂ければなと思います。
ドラマなどに出てくる遺留分ってなんですか?
遺言書で相続人にどの財産を与えたいのかは被相続人の自由ですが、全く自由となると、例えば愛人や他人に分け与えてしまい遺族が生活に困るといったケースも出てきてしまいます。
こうした事態を避けるために一定の範囲の相続人が最低限相続できる財産を保証しています。
これが遺留分です。
なるほど。
遺留分はどのように請求するんでしょうか?
遺留分が侵害されたと分かった時には、相手方に財産の取戻し請求をします。
これを遺留分の減殺請求と言います。
減殺の請求は文章で相手方に減殺するという意思表示だけすればいいものになっています。
もし相手方が減殺に応じない場合は、どうしたらよいでしょうか?
その場合には家庭裁判所に調停を申し立てることになります。
減殺の請求の期限はあるんでしょうか?
はい。遺留分の減殺を請求できる期限は、相続があることを知ってから一年以内、侵害されていることを知らなかった場合は、それを知ってから一年となります。
また相続の開始から十年を経過すると遺留分減殺請求は時効となり消滅してしまいますので注意が必要です。