カテゴリ:不動産売却 動画 / 投稿日付:2021/11/12 11:10
離婚した配偶者との共有名義の不動産はどうなるのか?を解説しています。
実は離婚することになったのですが、家が妻との共有名義になっています。
売却をするにはどう進めればよろしいですか?
そうですか。離婚される場合ですと財産分与として婚姻中の財産は夫婦それぞれで分け合うことになっております。不動産も財産分与の対象になる2分の1ずつとなります。
購入当初の出資額に応じて持分を決められたかと思うんですが、例えばご主人様が3分の2、奥様が3分の1持分を持たれていたとしても、その持分とは関係なく2分の1ずつを分け合うことになるのが原則です。
住宅ローンを支払っているのは私なのですが、それでも2分の1になるのですか?
お気持ちは理解できますが、そうなんです。
もし離婚成立後も持分を2分の1ずつにしていると、将来売却をしようと思ったときに相手方の承諾が必要であったり、万一相続が発生した場合には関係が複雑になってしまいます。
ですのでどちらかが相手に共有持分を譲るということが一番スムーズに行ける方法だと思います。
何か特別な手続きが必要なのですか?
はい。住宅ローンが残っていない場合には、離婚協議書を作成して財産分与に基づいて単独名義に登記を変更し、譲り受けた方は相手方に代償金を支払うことで公平に財産分与できるというので、比較的簡単に行えます。
お二人ともに住宅ローンが残ってる場合には、持分を失う方の住宅ローンの完済をしなくては名義変更ができませんので、ローンの借り換えあるいはご実家などからお金を出して頂くという必要があります。
私の場合、妻が連帯保証人になっているんですが、どうすればよいでしょうか?
はい。連帯保証人や連帯債務者になっている場合には、別のどなたかになっていただくか、あるいは、物的担保と言って土地や建物を担保に入れることで連帯保証人を外してもらうという方法があります。
なかなか難しいかもしれませんね。
そうですね。一番お勧めの方法としては家を売却することです。
売却価格が住宅ローン残額より高い場合には、売却後に手元に残ったお金を分け合うだけでよくなります。売却価格が住宅ローン残高より低い場合には、現金で差額の補填をして住宅ローンを完済する必要があります。その他にも方法がありますが、あまりお勧めはできません。まずはご自宅がいくらぐらいで売却できそうか、査定のご依頼をして頂くのが良いと思います。
そうですね。それでは査定をお願いします。