カテゴリ:不動産売却 動画 / 投稿日付:2022/01/21 15:49
融資承認取得期日について解説しています。
※本動画は2021年10月22日に収録したものです。
売買契約が済み、後は引渡し決済に向けて準備を進めていこうと思っています。
そうですね。お引越し準備など、まだこれからやっていくこともたくさんあるかと思います。
ちなみに買主様は住宅ローンの事前審査はされていましたか。
事前審査ですか。
これから住宅ローンの申し込みをされるとは聞きましたが、事前審査についてはわからないです。
そうですか。住宅ローンの事前審査は絶対にしておかないといけないことではありませんが、
これからされる住宅ローンの本申込の手続きについては売主様にも影響がある事なので把握していただいた方が良いかと思います。
具体的には何を注意しておけばいいですか。
契約書や重要事項説明書に、買主様が利用する予定の銀行やローンの金額の他、
・融資承認取得期日
・融資利用の特約に基づく契約解除期日
と記載されているところがあるかと思います。
ありますね。
その内容を噛み砕いてお伝えすると、融資承認取得期日に記載されている日までに記載されている銀行で、
記載されている金額以内のローン申し込みについて融資の承認をもらう必要があり、もし申込をしていながらも否認された場合は、契約解除期日までであれば契約自体を白紙解約、つまりなかったことにできるという内容です。
期日までに申込をしていなかった場合はどうなるのですか。
期日を過ぎて申し込みをして融資の承認を得られれば良いのですが、
もし否認されてしまった場合には契約解除となることもあります。
解除になってしまうとどうなるのですか。
白紙解除、違約解除どちらの場合でも買主様を新たに探す必要があります。
白紙解除の場合ですと、手付金や仲介手数料などのお金が元の支払い主に戻ります。
違約解除の場合ですと、契約書に定められた違約金を売主様が受領することになります。
そうすると引っ越し準備のスケジュールも変わってきますね。
そうです。最悪のケースもあり得ることをご理解しつつご準備は進めていただければと思います。
そういうケースを極力防ぐために、事前審査というものをやっていただくこともあります。
先ほどおっしゃっていたものですね。
事前審査では、買主様のお仕事や収入、その他の借入状況についてを中心に審査を行います。
仮審査とも言ったりしますが、それで承認を得られれば本審査で否認される可能性は大きく下がります。
なるほど。
とにかく今回は融資承認取得期日までに手続きを進めているかを確認した方が良いですね。
そうですね。
その手続きが滞りなく行われるようにサポートするのが不動産仲介会社の役割でもありますので、
大丈夫かと思いますが念のためにご注意いただければと思います。
わかりました。ありがとうございます。