カテゴリ:不動産売却 動画 / 投稿日付:2022/02/04 12:59
買取保証について解説しています。
※本動画は2021年10月22日に収録したものです。
今後の法改正等により、内容に不具合が生じる場合がございます。
住み替え先が決まってて早く売却をしたいんですが、
業者買取は売却価格が安くなってしまうので嫌なんです。
何か良い方法はないでしょうか。
回答:その場合「買取保証」はいかがでしょうか。
「買取保証」ですか。どういう制度なんですか。
回答:買取保証とは一般的な仲介で一定期間売れなかった際に、
あらかじめ売主と不動産業者間で取り決めていた額で
不動産会社が「買取」をする売却方法の事です。
一般的な仲介とは不動産会社が買いたいというお客様を見つけて契約する方法で、
「買取」とは不動産会社が直接買主となる方法です。
仕組みはなんとなく分かったんですが、結局どういうメリットがあるんですか。
回答:言ってしまえば仲介と買取の良い所取りができることです。
つまり、仲介の良い点である相場に近い価格で売却活動をしながら、
万が一売れなかった時は買取の良い点である不動産会社に
買い取ってもらうという選択ができます。
売れなければ、最終不動産会社が買い取ってくれるのは良いですね。
他にはメリットはありますか。
回答:売却期限と買取価格があらかじめ分かるので、
予算計画を立てやすいというメリットがあります。
買取保証を付ければ不動産会社が提示する買取額が決まっているため、
その金額を組み込んで明確な資金計画が立てられます。
また資金計画が狂いにくいので、"いつになったら売れるんだろう"
"何円を下回ったらどうしよう" という心配をしなくて済みます。
仮に仲介売買の期間で売れたのなら、不動産会社の買取額よりも確実に高くなるため、
うれしい誤算となるだけでマイナスになるわけでもありません。
確かに最初からスケジュールや買取金額がわかっていれば住み替え先のスケジュールも立てやすいですね。
ただ最終的に買取になった場合はかなり安くなりそうですね。
回答:確かに、不動産会社による買取となるなら、
売却価格は仲介売買の相場よりも低くなってしまいます。
不動産の状態や性質、価値などによって異なりますが、
基本的には70%程度で価値は下がると思います。
ただ買取保証によって不動産会社に買い取ってもらった場合は仲介手数料がかかりません。
例えば、不動産が3,000万円で売れた場合、
一般的に仲介手数料が96万円に消費税がかかるのですが、
買取保証によってかなりの額が節約できることになります。
また買い取ってもらった場合、引き渡した後の契約不適合責任を
売主は負わない取り決めをするケースが一般的です。
この辺りは不動産会社に買い取ってもらった時のメリットでもあります。
なるほど。
買取の場合のメリットもあるんですね。
あらかじめ買取になった場合に自分の手元にいくら入ってくるかなど、きちんと把握しておかなければいけないですね。
回答:そうですね。
また買取保証では売り手と不動産会社は"専属専任媒介契約" もしくは、
"専任媒介契約"を結びます。
上記媒介契約を結んでいる間は、他の不動産会社に重ねて仲介を依頼することは
できません。
そのため、不動産会社はいくつかの選択肢を用意したうえで慎重に選ばないといけません。