カテゴリ:不動産売却 動画 / 投稿日付:2022/04/03 15:21
価格変更のタイミングについて解説しています。
※本動画は2021年11月24に収録したものです。
今後の法改正等により内容に不具合が生じる場合がございます。
売却中の物件の価格を変更するときに気を付けておくことはありますか。
回答:まずは依頼されている不動産会社がしっかりと営業活動を行っているのかを
確認する必要があります。
しっかりと営業活動を行ったうえで、お問合せやご案内の件数が少なければ
価格を下げるという判断になりますので、むやみに価格を下げるということを
しないように気を付けていただきたいです。
一般的に営業活動はどれくらいでひと通りのことができるのですか。
回答:概ね1ヶ月です。
ポータルサイトに掲載し不動産を探している方に直接アピールしたり、
レインズという不動産会社が見れるサイトへ掲載し、
他の不動産会社を通じて探している方にご紹介されます。
もちろん自社にご登録いただいているお客さまへご紹介しますし、
チラシでも広告活動をする会社もあります。
それらが一定範囲まで告知できるのに1ヶ月くらいです。
値下げをする場合はどのくらい下げるのですか?
回答:例えば2,000万円の査定価格に対して2,280万円で売却スタートした場合、
1ヶ月間売却活動をした結果、ご案内の数など買主候補の引き合いが想定より
少なければ概ね5%の100万円値下げすることを提案します。
結構大きく値下げするんですね。
回答:確かに大きく下げることになりますが、最終的に価格交渉が入ることも多いですので、
その幅よりも大きく下げないとインパクトが弱く、
例えば50万円の値下げでは引き合いにも変化があまりありません。
改善されなければ意味がないんですよね。
回答:そうなんです。
その後にさらに50万円下げて合計100万円の値下げをしたことになっても、
市場のなかでは2,230万円の物件が2,180万円になったと認識されましたので、
効果が薄いです。
なるほど。
だから最初から5%の提案なんですね。
回答:もちろんできるだけ高く売却できるように勧めているのですが、
そのために大きく値下げをするんです。
1ヶ月で5%下げてその後も売れなかった場合はさらに値下げするんですか。
回答:そうご提案することが多いです。
その時期になるともともとの査定金額を忘れてしまいがちなのですが、
査定金額ぐらいまで下げることを提案します。
確かに私も今すでに査定金額を忘れていました。
回答:今お伝えしたのは一例にすぎませんし、
もちろん売主様のご都合もそれぞれありますので柔軟に対応させていただきますが、
ひとつご注意していただきたいことがあるんです。
どういったことですか。
回答:売却の担当者は無意味に値下げを提案しているわけではないというところです。
安く売ろうとしているのではないかと思われたりするのですが、
お気持ちは分かりますが、ご売却を担当している不動産会社はできるだけ高く
売却できるように努力をし、それでもご売却ができなかった場合に
値下げの提案をさせていただいているんです。
高く売れた方が仲介手数料も入りますもんね。
回答:確かにそうかもしれませんが、
一番はご売却を任せていただいたという責任がありますので。
お話をまとめますと査定金額に対して10%を上乗せした場合、
値下げのタイミングとしては1ヶ月ごとに提案させていただき、
概ね5%ほどが目安ということ、できるだけ高値でご売却するために
努力したうえでのご提案ということです。
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